タイヤインプレッション ネオリン・ネオスポーツ(NEORIN NEOSPORT) 225/45R18 95W(XL)

レガシィのタイヤを適正サイズの225/45R18に変更するために導入したもの。

とりあえずタイヤを履ければいいと言う事で、在庫の中で一番安いタイヤを選んだ結果がこれ。


18インチタイヤの装着イメージ(BM9型レガシィB4)


トレッド面。
太い排水溝がハイドロ性能を期待させてくれる。

ネオリンのロゴ

ライフの指標であるトレッドウェアは500。

ドライバビリティは思いのほか良好。

ちゃんとスポーツタイヤしていた。


一流タイヤのようにタイヤは丸くないし、あまり滑らかな感じもない。

でもまっすぐ走る。

レガシィのスポーツセダンらしい重いステアリングフィールで、まっすぐ走る。

多少轍にとられるけれど、18インチタイヤで轍にとられないことを期待するほうが無理というもの。

でもスポーツタイヤとしては全然ハンドルを取られない部類に入る。


何よりハンドリングがいい。

ひどいものになると何度もハンドルを切りなおす多角形コーナリングみたいになるものもあるけれど、ネオスポーツはハンドルを切った通りに動く。

遊びはステアリング2~3mmといったところで、リニアにステアリング修正が入るので扱いやすい。


なによりハンドルに少し力を抜いたり入れたりするだけで旋回調整ができるので、旋回操作が凄く楽。

アクセル操作による旋回調整も非常に素直で、本当に最低限の操作で曲がることができる。

これは長距離走行で大きなアドバンテージになる。



このタイヤで一番優れているのはロードインフォメーション。

路面が濡れていても状況がはっきりわかるので、安心感が非常に強い。

いつすっ飛んでいくかわからないタイヤは、それだけで精神力をガリガリと削る。


速度が乗ったり路面が濡れているとインフォメーションは怪しくなるが、ほとんどの場面でドライバビリティはなかなか良い感触。



ドライグリップ

自称スポーツタイヤなので期待していたが、中々のハイグリップを見せる。

時速100キロからのフルブレーキでも、多少スキールを発しつつもギュッと停止する。


旋回グリップも相当なもので、中々音を上げない。

かなりの横Gが発生している状況でもきちんとタイヤが地面に食いつく。

ハンドリングレスポンスも良好なので、高速道路の緊急回避でもグリップは失われない。



ウェットグリップ

正直ウェットグリップは期待していなかったが、中々のウェットグリップを発揮する。

時速80キロからのフルブレーキでもABSが効きながらググっと止まる。

時速60キロでもABSが一瞬効くものの、ググっと止まる。


ただし高速走行になるとロードインフォメーションが希薄になるので運転には緊張感が伴う。


太い四本溝のおかげでハイドロ性能は非常に良好で、川のようになっている高速道路も余裕で走れる。





快適性も中々良い。

ロードノイズは結構静かで、普通の声量で会話ができる。

速度を上げてもそんなにうるさくならない。


高速道路走行時でも、普通の声量で助手席と会話できるのでうるさくはない。



乗り心地は現代のタイヤといった感じで、段差もクッション良く受け止めて18インチの薄いタイヤを感じさせない良好な乗り心地。

タイヤが良くしなり、衝撃をうまく受け止めているさまを感じることができる。


総評

アジアンタイヤは20年前の性能と言われているが、20年前の国産タイヤよりも上の性能と感じられるほどの性能を持っている。

前情報がなければ国産タイヤと言われても信じるかもしれない。


ドライ、ウェットグリップが相当に高く、まっすぐ走り、快適性がある。

今の時代のセカンドスポーツタイヤといった感触のタイヤと言える。


経年耐性まではわからないので長持ちするタイヤかどうかはわからないが、性能としてはすべてにおいて合格点と言え、このタイヤが欲しいと思ったら手に取って後悔はしないと思う。



ただしこのタイヤの価格帯で一流メーカーのピレリやコンチネンタルが買える事を考えると、あまりに性能差がありすぎて積極的に手に取る銘柄ではない。

私ならばネオリン・ネオスポーツではなく、ほんの少しだけお金を追加してピレリやコンチネンタルといった超一流メーカー品を選ぶ。

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